白銀の墟 玄の月(十二国記シリーズ)*小野 不由美

第1巻・第2巻はそれぞれ1回、
第3巻・第4巻はそれぞれ2回読み終えたので、簡単な感想を。
白銀の墟 玄の月(しろがねのおか くろのつき)

4巻序盤までは、とにかく先が知りたくて仕方がない!
でも駆け足で読むと、登場人物がどんだん増えるので頭がついていかなくなりました💦

そんな中、どんどん減っていく反阿選軍。
泣きながら読んでました。
あまりにもつらいので、一旦中断しようかと思ったほど。
(それでも先が知りたい好奇心に勝てなかったけど!)

鄷都のこと、飛燕のことは特にぎゃんぎゃん泣きました。
今でも彼らのことを思い出すと泣けます😭

一番切なかったシーン

「私は阿選に命じられて、罪もない民を数え切れないほど殺しました。いまさら命を惜しむ資格があるとは思えません。阿選に反旗を翻すのは、罪深い我々の義務です。裏切られ、貶められた主上の名誉を守るのも、我々の義務です。」
「・・・そうだな」
「死んで償いになるとは思えませんが、我々が生き残ることは許されないと思います。だからお供をしたいです。けれども、この足では。」
「士真、本当に分かっているから」
友尚は言って、士真の背中を叩いた。
「・・・お前の気持ちは分かっている」
「自分の不甲斐なさが悔しいです」
「その気持ちも分かる。・・・あとを頼む。これで全てが終わりではない。必ずいつか阿選は倒さねばならない。国と民のために」
はい、と士真は頷いた
「そのときに働いて、追い掛けてこい」
言って、友尚は士真を見つめた。
「―――いいか?お前が来るときには、必ず阿選様をお連れするように」
必ず、主公の首を取れ。
「それが我々麾下の務めだ」

成功率が低くて討ち死にになりそうな作戦に赴くときの元阿選部下(麾下)の会話。
こんな風に部下がつらく思い悩む原因を作り出した阿選。
驍宗と並ぶと称されたのは本当なの?と疑う。
阿選はただただ感情的な思春期の少年のように見えるんだけど。

尊敬していた人を見捨てるというか、討伐の対象と考えなくてはならない彼ら。
それまで従ってきた命令はなんだったのか?
自分が見てきた阿選とは誰だったのか?

阿選の王朝を確信していた彼らにとってのつらい決断。
(彼らは驍宗なんて俺らの阿選様に劣るに決まってる!と心の底から思ってたんだから)
第1巻~第4巻全部読んで、ちっとも阿選に共感できなかったのが面白くない。
麾下のためにも、もう少し、いい部分も残して欲しかったな・・・

それと、どの登場人物も、一生懸命だ。
ただただ今日を生き延びる、それすらも必死で取り組まないと野垂れ死んでしまう。
これからつらいこと(生死を分けるほどではない)が起こったら、彼らを思い出したい。
粘り強く、くじけず、あきらめず、じりじりと進もう。

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