蜜蜂と遠雷*再開44歩目

蜜蜂と遠雷

購入したのは一年以上前だけど、
百日咳の中で読み始めたら止まらなくなって。

でも、わたしの悪いクセは
熱中しすぎると一気に読み進めて、
徹夜でもして読んでしまうこと。

だって、続きが気になるんだもん。

だから今回はゆっくりゆっくり。
本が分厚くて、持ち歩けないのもよかった!
家にいて、1日5分~10分という短い時間で読んでいった。

それでもやっぱり続きは気になるもので・・・
でも、
「今日はここまで」と決めたら、
そこでストップ!

気持ちを切り替えて、
「続きは明日!」でやってみた。

意外にその方法で読み続けられたし、
長い期間、
この本と共に過ごせたのは良かった。

ピアノ男子

わたしは小学生の頃から、
自分がやってみたいのはバレエで、
自分が憧れるのはピアノ男子だった。

とは言っても、
わたしのピアノ男子は、
頭もよくて、
走るのも速くて、
とにかく才能に恵まれた人だった。

彼がピアノをひいていたから、
わたしはピアノ男子というカテゴリーを
その後も好きになったのかもしれない。

彼の才能のすごさは、
わたしには恐れ多すぎて、
「すき」という気持ちを抱くこともできない存在だった。
だから、彼のことを「すき」と思ったことはない。

彼がわたしの環境からいなくなって、
ピアノの存在もわたしの前から遠くなり、
ピアノを弾く男性のことは考えなくなったけれど、

最近の10年の間に、
クラシックを見に行ったり、
全員が演奏者というゲームをしている中で、
なぜか自分がピアノばかりを見ていることに気がついた。

わたしは男性がピアノを弾いている手元を見るのがスキだ。

という、
自己解析が終わった後で、
この本を読み始めたので、かなりすんなりと話が入ってきた。

完璧で孤独な楽器

わたしは、
ピアノは完璧な楽器だと思っている。
そして孤独な楽器だと。
完璧だから、補うものは不要。
だから孤独なのは仕方ない。

だから、このコンクールで、
なんとなくほんわかとした場ができたことは、
とてもいいな、と思った。

競うけど、
同じピアノ、クラシック業界をリニューアルやレベルアップする仲間なのだから。

王道の王子様。
彗星のごとく現れた新星。
ラストチャンスに賭ける社会人。

王子がかっこいいのは分かる。
彗星の力強さも分かる。
だからこそ、わたしは地味な社会人の活躍どころが大好きだ。

彼が自分の中の音楽をみつけていくところ。
そして、
後ろ向きだった世界に、
前向きに進むことを決意した瞬間。

涙腺崩壊しまくって大変だった。
(亜夜ちゃんの成長もすきだけど)

曲が聴こえない

残念だったのは、
文字で「こんなふうに聴こえる」って書かれているけど、
実際に自分の耳で聞いたら、
どんな雰囲気のことなのか分からないってこと。

同じ曲目を聞くのはできる。
でも、小説に書かれている弾かれ方って、これと同じ?
それとも違う?
それすらも判断できないのが残念。

だけど、
「ピアノがすき」って言ったって、
何を聴いたらいいのか分からなかったので、
今回、小説でたくさんの曲目が分かり、
それを一つずつ聞いてみる新たな楽しみをみつけた。

今のところは(まだ全部聴いてないけど)
やっぱりラフマニノフ2番かな~
強烈だけど、とっちらかってない。
きちんと形がそろった曲だからこそ、
安心して聴ける部分も多い。

機会があれば、ピアノコンクール、行ってみたい。
いろんな人のいろんなピアノ曲が聴けるから。

この本は、
音楽にたずさわったことのある人にオススメ。
コンクールの感覚、
競うための自分との戦い、
そんなものを思い出すだろう。

少し時間をおいて、
また読んでみたい。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

スポンサーリンク
スポンサーリンク